院長メッセージ

健康で心豊かな生活を送っていただくために

初めまして 院長の石川太樹です。
福岡県下那珂川町で開業し、2014年5月に福岡市南区の医療モールメディカルタウン五十川に移転しました。

歯科疾患と内科的疾患は繋がっているという考えから、隣接する竹山ファミリークリニックと綿密に提携し、治療や病気の予防にあたっています。歯と身体の健康をリンクさせ、同時に健康を保つことで、より豊かな人生を送っていただくことができるのです。

近年、「健康寿命」という言葉をよく耳にしますが、「介護が必要になることなく、健康に長寿を全うしたい」というのは、誰もが願うことだと思います。
しかし、健康寿命を延ばすために、何が必要かご存知ですか?

健康寿命に最も影響するのは、実は「歯」なんです。
好きなものを食べ、笑顔で健康に生活していくためには、歯の健康が欠かせないんです。

ここでは特にお伝えしたい5つの項目についてお話します。

POINT1
歯がないと全身疾患のリスクが高まります

「歯が1本くらいなくても支障がない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、1本の歯を失ったことが、さらに多くの歯を失うことにつながる可能性もあります。歯の健康が関係する全身疾患には、次のようなものがありますが、多くの歯を失うほど、そのリスクを高めます。

また、歯の健康と関連する疾患には、介護が必要になる原因疾患が多く含まれているのがわかると思います。老後を健康でいきいきと暮らすためには、介護が必要になるような疾患を防ぐことも必要です。
健康寿命を延ばすため、将来を見据えた歯の健康維持に努めることが、とても大切になります。

歯がなく噛めないと、認知症リスクが1.9倍に

歯の本数と認知症リスクは深く関係しています。歯がほとんどなく、入れ歯なども使用していない人は、20本以上の歯が残っている人と比べると、認知症発症リスクが1.9倍にも高まることがわかっています。

よく噛むことが、脳トレになるってご存知でしたか?

噛むことは、脳を活性化したり、血流量を高めたりします。しかし、歯がなくなって噛めなくなると、脳への刺激が減って認知症のリスクを高めてしまいます。
よく噛むための歯を多く残していくことが、脳のアンチエイジングにつながるんです。

POINT2
健康で豊かな生活のために、
今すぐできることって何でしょう?

健康寿命を延ばすために、運動を始める人もいれば、禁煙を始める人もいるでしょう。健康のためにできることは、さまざまあるかもしれません。
しかし、歯の健康は大変重要です。今は「噛める」ことが当たり前かもしれませんが、老後までその状態が続くとは限らないのです。歯の価値を理解し、将来を見据えた歯の健康維持に努めることをおすすめします

話す、食べる、味わう、笑うには、歯が必要です

歯は、単に食べ物をかみ砕くためにあるわけではありません。
健康に生きていくうえで大切な役割を「歯」は担っています。

  • 話す

歯がなくなると、発音しにくくなります。
また、歯がなくて口の周りの筋肉が使われずに衰えてしまうことも、うまく話せなくなる原因になります。

  • 食べる

総入れ歯が必要になると、固い物が噛めないなど支障が出てきます。
また、よく噛めないことは、飲み込む機能の低下を招きます。

  • 味わう

よく噛み、食べ物が唾液と混じることによって、味が感じられるようになります。
食べ物をより味わうためには、よく噛むことが必要なのです。

  • 笑う

笑うことと寿命が関係しているなどと言われていますが、それだけではありません。
豊かな生活に笑顔は欠かせません。

POINT3
将来に自分の歯を残せる
治療を選択してください

歯を失った時の治療法には、インプラントのほか、ブリッジ・入れ歯がありますが、ブリッジや入れ歯は他の歯を支えとするため、その歯に大きな負担をかけてしまいます。それによって、支えとなる歯を失うリスクが高くなってしまうのです。

その場しのぎの治療でどんどん歯を失ってしまうこともあります

ブリッジは両サイドの歯を大きく削って、その歯を土台とします。土台になる歯には大きな負担がかかり、寿命を縮めてしまいます。また、部分入れ歯も同様で、バネをかける歯に大きな負担がかかります。このようにして、1本の歯を失ったことで、連鎖的に歯の喪失を招きかねないのです。

どうしてインプラントなのか

「強引にインプラントを勧められた」など、ネガティブな話もよく耳にするかもしれません。もちろん、当院ではインプラントを含めた複数の治療法の中から、患者様に選択していただきます。それぞれの治療法を理解し、納得して治療を受けていただきます。

インプラントには、「見た目が良い」「しっかり噛める」といったメリットがありますが、それだけでなく、「将来に多くの歯を残せる」という大きなメリットがあります
インプラントは独立した歯を植立するため、健康な歯を削ったり、支えとなる歯に負担をかけたりすることはありません。

POINT4
インプラントを希望される患者様へ

「歯を抜いてインプラントにしてほしい」という患者様が稀にいらっしゃいますが、残っている歯をより長く温存していくことが大切です。
インプラントは優れた治療法ではありますが、補綴治療の一つに他なりません。天然歯のような咀嚼力・見た目が期待できる治療法ではありますが、やはり天然歯にはかなわないのです。

そもそも、本当に抜歯が必要なのでしょうか?

当院では、むやみに歯を抜きません。その歯を残すことによって、お口の健康に悪影響を及ぼす場合など、やむを得ない場合にのみ抜歯を行います。

「抜歯が必要」と言われたケースでも、残せる場合があります

当院ではマイクロスコープを使用し精密な治療を行っています。他院で「抜歯が必要」と言われたケースでも、根管治療によって抜歯を回避できたケースもあります。

インプラントを希望される患者様は多いですが、可能な限り歯を残す治療を進め、どうしても抜歯が必要な場合には、インプラントを含めたその後の治療についてご説明いたします。

インプラントのリスクやデメリットを知ってください

当院では、インプラントの失敗経験はありません。しかし、患者様にはリスクも含めたインプラントのデメリットについて、しっかり知ってほしいと思います。

インプラントはメリットの多い治療ではありますが、デメリットもあります。当院は、治療を始める前に、インプラントの良いところばかりでなく、悪いところについても詳しくご説明します。
リスクやデメリットも知ったうえで、納得して治療を受けていただきます

POINT5
将来もご自身の歯で噛み、健康寿命を延ばすために

当院では、適応症の診断を行うのはもちろん、多くの経験や学会等の参加により得た科学的エビデンスをもとに予後を想定し、インプラント治療をご提案します。 患者様にとって適さない場合には、インプラントをご提案いたしません。患者様が希望されても、お断りさせていただく場合もあります。

安全なインプラントにより、他の歯を失うリスクを低減し、口腔はもちろん全身の健康維持につなげていただきたいと願っています。

お伝えしたい5つの項目をもう一度まとめると

  • 本当に抜歯が必要なのか
  • 自分の場合はインプラントが適しているか(適応症か)
  • どの治療を選んだら良いのかわからない
  • 全身疾患があるが、全身管理のもとでインプラント治療を受けたい
  • 将来に自分の歯を多く残したい

という方、ぜひ一度ご相談ください。

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